平成19年全日本実業団選手権大会

                                           Exciting Volleyball

【予選グループ戦】

昨年の櫻田記念出場チームは全て予選突破。

 

今大会出場を逃した沖縄銀行を除く、日本精工、JT東京、横河電機、日立笠戸、東電埼玉、松下電工津、サンデン、日立金属NEOMAX、

江別市役所と北陸電力は全て予選を突破した。

しかし、北陸電力は大光自動車とフルセットの末敗れ、敗者復活でも神鋼環境ソリューションとフルセットを演じ、かろうじて決勝進出を果たした。

敗れた神鋼環境ソリューションは連盟推薦枠で出場しているが、初戦の日立笠戸戦においても互角に近い戦いをしており、非常に残念な予選敗退

であった。これが他の組であれば予選突破はほぼ間違いなかっただろう。

 

徳島県庁は富士通小山、シャープ奈良に共にフルセットで敗れ、無念の予選落ち。オーエスジーもフルセットへ縺れ込むものの、あと1セットが取れな

かった。

中部電力岡崎は一歩及ばず、旭化成守山もセットは取れるものの詰めが甘く共にフルセットで敗れて予選落ち。岩手県庁、山形県庁、小名浜精錬

所の東北勢と日立金属鳥取は他チームとの力の差が歴然であった。

しかし全国のレベルの差を体感したであろう。この敗戦を糧に強化を図り、次回は頑張ってもらいたい!

東レ岐阜は敗者復活で四国電力と激闘を演じたが、僅かに及ばず予選敗退となった。松下電工新潟と三菱重工長崎も少々力不足であった。

京都プラネッツは敗者復活で古豪造幣局との対戦、第一セットを奪い第二セットはデュースまで縺れ込んだが、第三セットでは力尽きた。日立金属安

来は戦った相手が少々悪かったか。

 

管理人が最初予想した組合せもそうだったが、予選グループ戦で最も注目を浴びたのは第12組であったと思う。

先に述べたように、神鋼環境ソリューションの強豪相手の戦いぶりは本当にお見事、大光自動車と北陸電力の対戦も接戦で見応えがあり、白熱した

内容であった。

 

 【決勝トーナメント】

   <1回戦>

    特種製紙は住友電工伊丹と対戦、第一セットは振るわなかったが、第二セットは僅かに及ばずストレートで敗れた。四国電力は強豪日本精工の前に

    一矢も報いることなく無念の敗退。

    凸版印刷は東電埼玉に対し、第一セットは大勝しこのまま行くかに思われたが、第二・第三セットと落とし残念な敗退。今大会がラストゲームとなる東

芝大阪は、JT東京に対し何とか食らいつきたいところであったが、精彩を欠く内容で1回戦で姿を消した。

富士通小山は北陸電力に対し終盤まで喰らいついていたが、試合巧者の北陸に対し僅かに及ばずストレートで敗退。

九州対決となった新日鐵大分であるが、デュースに持ち込んだ第一セットを落とし次にかけたいところであったが、第二セットは失速しストレートで敗れた。

THK甲府は日立金属NEOMAXと対戦。残念ながら持ち味を出せずストレートで敗退した。

九州電力福岡は横河電機と対戦した、強豪が固まったゾーンであり非常に興味があった、九州電力福岡が勝つと、2回戦で住友電工にとっては非常

に頭が痛いことになるところであったが、フルセットで敗れ住友電工との対決は成らなかった。

シャープ奈良は非常に残念な負け方であった、今回の敗戦を糧に強化を図り再起を期待したい。江別市役所は印刷局小田原に対し苦しい展開、巻

き返すチャンスを奪えずストレートで敗退。

旭化成水島は第一セットを接戦で奪ったが、後が続かずフルセットの末敗れた。日立佐和は第二セットを奪うも波が荒い状況で、フルセットで敗退。

ニコンは中部徳洲会病院Bと対戦、Bチームとはいえ強豪相手に健闘したが力及ばずストレートで敗退した。

造幣局は新日鐵名古屋に対しフルセットで内容的にも大激戦となった。しかし僅かな差で敗れ2回戦進出はならなかった。

  <2回戦>

住友電工伊丹は第一シードの中部徳洲会病院と対戦。ストレートで敗れたものの接戦を展開しており、第二セットはデュースにまで持ち込む粘りを見せ

ている。これには相当自信を持ったに違いない。次回大会では更にレベルアップしていることであろう。

中国対決となったJFE西日本であるが、日立笠戸に対しフルセットの対戦、接戦の第一セットから第二セットを奪ったが、第三セットは失速し、無念の初

戦敗退となった。

金沢市役所は日本精工と対戦。第一セットは接戦に縺れ込んだが、火のついた日本精工に対し第二セットは全く歯が立たず一桁で敗れ去った。

電力となった東電埼玉であるが、九電鹿児島に対し第一セットを余裕で奪い圧勝かと思われたが、第二セットを奪われると、第三セットは九電に逃げ切ら

れ後味の悪い敗戦となった。三菱電機ルネサスはJT東京と対戦。JTはシードクラスの力を備えており、力の差は否めずストレート負け。

北陸電力は松下電工津と対戦、第一セットを奪われ第二セットを取り返し、第三セットは中盤までリードしていたが後半にひっくり返され、2回戦で姿を消

す事となった。

目達原自衛隊はサンデンと対戦、九州対決に勝利した勢いでサンデンに対しどこまで食い下がれるかに期待を持たれたが、要所を締められ残念なストレー

ト負けを喫した。

日立金属NEOMAXは第四シードの東北リコーと対戦した。スタッフとメンバー入れ替でまだ安定感に欠けるリコーに対し、金星を上げるチャンスであったが、

今少し及ばずストレートでの敗戦となった。

住友電工は九電福岡をフルセットで破った横河電機と対戦。住電にとって横河・九電共に鬼門となる対戦相手だけに、予選免除での初戦となるこの試合

は相当のプレッシャーとなったはずだ。結果は第二セットを失ったものの住電がフルセットで逃げ切り、3回戦進出を果たした。

敗れた横河電機も善戦したが、あと一歩及ばず残念な敗戦となった。

三菱電機紅菱会対松本市役所もフルセットの大接戦であった。地元の応援にも後押しされ三菱電機がこの試合をものにした。しかし・・・・2回戦から出場

の松本市役所にとって、試合開始は16時という状況であり、これは確保されたコートが少なかったことと、フルセットが連続した影響であるが、1試合をこなし

ている三菱電機と異なり、松本市役所としてはモチべーションの維持が非常に厳しい状況での試合になったはずだ。フルセットは致し方ない事であるが、コート

数確保は今後、改善を強く求めたい。(ちなみに三菱電機神戸体育館の試合は16時までに終了している)

印刷局小田原は東レ愛媛、松下電池は東電千葉に対して順当勝ち、三島市役所は明治製菓大阪をフルセットで破り3回戦進出、2回戦注目のカード

となった中部徳洲会病院B対大光自動車、第一セットはデュースに縺れ込む接戦であったが、第二セットは徳洲会Bがわずかに及ばず、大光自動車がストレ

ートで勝利した。

関電福井と三菱電機の対戦もフルセットの好ゲームとなった、第一セットは関電が先取するも三菱電機が第二第三セットを連取し、3回戦へコマを進めた。

第二シード富士通と新日鐵名古屋の対戦は、新日鐵が富士通にどこまで食い下がれるかに注目が集まったが、力の差は歴然2セットともに一桁に抑えられ

ての敗戦となった。全国大会とはいえ、強豪と対戦する機会にはなかなか恵まれないこともあり、新日鐵にとっては良い経験になったと事と思う。

この敗戦を糧に再起を期待したい。

<3回戦>

日立笠戸は中部徳洲会病院と対戦、ここも日立笠戸が中部徳洲会に対してどこまで食い下がれるかに注目が集まった。第一セットは徳洲会が先取したが、

第二セットは波に乗り切れない徳洲会に対し日立が奮起して奪回、決着は第三セットへ縺れ込んだ。第三セットは自力に勝る徳洲会が奪い返しベスト8進

出を果たした。

九電鹿児島は日本精工と対戦、シードレベルの実力を持つ日本精工に対し選手層に苦しい時期の九電鹿児島、ストレートで敗れ3回戦で涙をのんだ。

JT東京対松下電工津も好カード、第一セットはデュースで松下電工が先取したが、JT東京の粘りと自力に押され第二第三セットを落とし、3回戦敗退。

サンデン対東北リコー、選手層に苦しむサンデンと新メンバーとの東北リコー、サンデンはサービースエース続出でリコーを苦しめるが、それ以上にミスが多く、せっ

かくのチャンスを生かせずストレートの敗戦となった。

住友電工対三菱電機紅菱会、横河を破り勢いつくかに思えたが思わぬ伏兵に大苦戦となった、第一セットを19点で先取したが続く第二セットはデュースで

落とし、周囲も驚くフルセットへ突入、第三セットはやや力尽きた感の三菱電機が住電についていけなかった。しかし、住電をここまで苦しめるとは予想をして

おらず、富士通を始めとする兵庫県勢の実力の高さを伺わせる内容であった。

松下電池工業と印刷局小田原のカードもフルセットであった。第二セットを落としたものの小田原が何とか物にした。実力的に同レベルと思われただけに、松下

電池は残念な結果であった。

三島市役所対大光自動車、三島市役所は第一セットを簡単に落としてしまい、このまま行くかに思われたが、第二セットは粘りを見せてデュースに縺れ込んだ

が、あと一歩及ばずストレートで敗れた。

三菱電機対富士通であるが、やはり力の差は歴然であった。怒涛の攻撃に対し三菱電機は第二セットに13点を取るのが精一杯であった。

<準々決勝>

中部徳洲会病院に挑むのは日本精工、第一セットは22−20の大接戦、実力伯仲と思われたが第二セットは失速し14点に抑えられての乾杯であった。

第二セットの敗因を分析し活かす事が出来ればまだまだ上位は目指せるチームである。今後に期待したい。

JT東京対東北リコー、新チームのモロさがまともに出た展開となった。JTの粘りの攻撃に第一セットを14点で落とすも、第二セットはリコーリードで展開、しかし

16−12の4点リードからまさかの8連続失点でひっくり返され、ストレートでJTに敗れ去った。

印刷局小田原は住友電工と対戦、粘りを見せるものの地力の差は如何ともしがたく、ストレートで無念の敗退となった。

今大会波に乗る大光自動車は富士通に挑む、しかし富士通の勢いは並大抵のものではなかった、中盤まではシーソーの展開となるが中盤以降はターボ全開

の如くつっぱしる、危なげない内容で富士通が勝利した。

<準決勝>

中部徳洲会病院はJT東京と対戦、JTは波に乗ることが出来ず、ここまで来れば3連覇が見えてくる徳洲会に全く歯が立たなかった。

因縁の対決となる住友電工対富士通、今回の対戦はストレートで富士通に軍配が上がった、敗れた住友電工も2セットとも19点と粘りを見せており、やはり

このチームの対決は、観る者にとっても素晴らしい試合である。

<決勝戦>

決勝の対決は中部徳洲会病院と富士通の対戦となった。

第一セットは富士通が動きの悪い徳洲会を12点に抑え圧勝した、第二セットもこのペースで行くかに思えたが、3連覇を目前に情けない試合は見せられない

という意地もあり21−19でセットタイに持ち込み、決着は最終セットへ。

第三セットも手に汗握る好ゲーム、しかし徳洲会病院はあと一歩及ばず21−18で落とし、優勝の栄冠は富士通に輝いた。